バルトリン膿瘍

 

なかなかない体験だったので書き残しておきたい

 

1週間くらい前に友達の家に遊びに行った時に、朝方股に違和感があったが得に痛みもなかったので「股擦れたのか?」と思いながら放置してた

 

3日前の夜勤の入りのときに、詰所で情報収集しようと椅子に座ると股間に激痛があった

 

が、緊急入院なども重なり自分の股の痛みがありながらも仕事をこなさねばならない状況なので必死に走り回った

 

謎に緊急入院私だけ2件も取らされ結局座れたのは深夜3時半頃。

やっと記録にうつれる…と椅子に座ると冷や汗が出るほどの激痛、しかも右側の股間だけ。

私が全部緊急入院を取ってるのでほかの先輩は暇そうですごく話しかけてくる、が、わたしは記録も終わってないし何より股間の痛みで会話どころじゃない。

 

必死に「はは、へへ、」と相槌をうちながらも

朝を迎える。

私が持ってる人はほぼ処置後であったので10人ほどの採血をしに走り回る。

この時も採血のためにしゃがむと激痛。

「 私もこんなに股が痛いのに…皆はいいよな…呼んだら看護師来てくれて…私も血もでて(生理中)股も痛いのに…私も入院していいんじゃないか…?」と良くない不幸のマウントをとりながらなんとか明けを迎えた。

 

明けの後は自宅で爆睡。

この時も股が痛くて股を手術する夢を見た。

不安になり「性器 右側だけ腫れていたい」で検索。

目に付いたのは「バルトリン腺膿瘍」という疾患。

原因は不明であるが本来であれば俗に言う愛液なるものを分泌する穴が、何らかの理由で塞がり、分泌物をだせずに溜まり炎症を起こすらしい。

 

ぜったいにこれや~ん!!!って思いながら痛くて痛くて股を冷やす。

明日になれば腫れが引いていてくれ…と神に祈りながら次の日。

痛くてもうどうにもならない。

夢で股間腫れる夢みた(正夢)。

もうこれは病院~!🤞🤞と思い、歩くこともままならないため母に助けを呼び近くの婦人科へ。

立つのも歩くのも座るのも辛い。

がに股で壁を背に腕を組んでひたすら待合室では待っていた。

傍から見たら「無口で基本目をつぶって話を聞いているのか不明だが、重要な局面の時に急に『俺が行こう。』と敵地に向かうちょっと強めのキャラ」のように見えていたらいいな。

 

30分ほど待ち、先生見るなり「お願いします。右の陰唇だけ腫れて痛いです。」と半泣きで訴える。(痛いのにお願いしますって言えるいい子)

 

とりあえず内診台へ。

人生では2度目。(一回目は最近まで付き合っていた彼氏がいた時。生理が来なくなり不安になって受診した。彼氏にその旨伝えたら「生理こないの?けどまあ大丈夫だよ。」と他人事で、

あぁ、こいつきっと私が将来大きな病気にかかっても同じように返してくるのかな、と不安になった。そしてふられた。)

 

見るなり「これは痛そうだね~かなり腫れてるよ!バルトリン腺が炎症起こしてるね!膿溜まってるかもしれないから抜くよ!」と言われる。

「抜く。」やっぱりか…と思った。

バルトリン腺膿瘍について調べていた時に、治療法として痛みがある場合は炎症を起こし中に膿が溜まっているため、針を刺し中の膿を抜く。もしくは一部切開する。とネットには書かれていた。

いざドキドキしながら待っていると内診台のカーテンの裏から、先生の「18Gとシリンジ(注射器)持ってきて!」との声が聞こえる。

 

18G??????

 

医療従事者の方なら分かるだろうが18Gとは針の種類である。

 

太い      普段の点滴用            細い

18G~~~~~22G~~~~~~27G

 

つまりはめっちゃ太い針。

漫画に出てくるみたいな太い針。

 

え~これ麻酔なしで刺すの~😂💦😂💦😂💦‼️

 

じゃ!刺すよ!いたいよ!と言われた瞬間激痛に加え激痛。

ここ何十年痛みで泣いたことなんて思い出せないが、本気で泣いた。

なんせ膣に指をねじ込みそこからハリでぐりぐり刺される。痛いなんてもんじゃない。

 

 

大泣きした。

 

 

先生は「わ!すごーい!たくさん膿出てくるよ!」とちょっと楽しそう。

 

いいな、私がやりたいそれ。

 

もう10CC引けた!みる????とカーテン越しに採れた膿を見せてくれる。

 

めっちゃ膿。患者から出てる膿をみるのは慣れっこだが、いざ自分の体から出たのを見るとちょっと興奮した。

 

もう終わったか、、?と泣きながら息を整えていると、

「まだあるね、切るね~」と言われる。

 

切開か~~~~~~よりいたそ~~~~!

 

けど「痛そうだから麻酔するね、」と。

よかった、このまま切り裂かれたらどうしようかと思った。

 

麻酔をするとほんとに痛くない。

すごいな~麻酔って。切られてるような気もするがほんとに痛くない。

先生も「すごい!いっぱいでてきたよー!」

って。そばに居た看護師さんも「すごい!沢山出てます!ドバーって!」

皆がちょっと楽しそうで私も嬉しい。

 

 

安心したのもつかの間。

急に再度18Gで刺される。

「奥にあるのも抜くね!」と再度グサッと指される。泣き叫んだ。もう涙と鼻水でどえらいことになってる。確実に振られた時以上に泣いた。

 

最後は止血し抗生剤塗布し終了。

もう二度とこんな思いしたくない、と先生に「予防とか出来ないんですか。原因とかはやっぱり分からないんですかね?」と聞くが、やはり原因は不明であり予防行動も特にないとのこと。強いていえば清潔に保ちストレスを溜めるなと。

 

なるほどストレスを溜めない方がいいなら今の職場辞めるしかないな!

 

膿を出したあとは嘘みたいに痛みが引いている。

切開した部分が少し痛いくらい。さっきまでの痛みに比べれば全然耐えれる。

 

たまに切開部分から膿と出血があるが、ガーゼとナプキンで何とかなる。

あ~~~~~~病院ってすご~~~。

 

以上が私のバルトリン腺膿瘍になったお話でした。

ほんと女性の方、いつもお疲れ様です。

男性の方、ほんと性器繊細なんで、ほんと優しくしたって下さい。あと清潔な手で触れ。

 

長々と見ていただいてありがとうございます~~~~~~あ~~~~~~!